ライブ後記/5月...Vibraphone
Lecture in TOHO
去る5月13日(木)の良く晴れた午後、久し振りに桐朋学園を訪ねた。実に17年振りの事。このWebで公開しているマレットの解説を掲載した「Marimba
Debut(マリンバ奏者安倍圭子氏主幹)」や当時交流のあった学生とのからみで度々訪れていたんだけど、気が付けばこんなに時間が過ぎていた。懐かしい校舎もそのままに、当時と変らない超スローのエレベーターに(笑)乗り込む。
レクチャ−冒頭の紹介は安倍圭子先生が忙しい中駆け付けていただいて本当に心より感謝!。「.......本当にあの頃はお互い若かったよね(笑)」って、安倍氏の言葉。そう、いろいろでした。この会場は安倍先生と二人でインプロセッションを度々行った思い出の場所。ある時は当時安倍先生が頻繁に共演していたTOK(ピアニスト加古隆氏のグループ)のインプロ・レクチャーで飛び入り演奏したり(最終的にフリー・ジャズになったりしてとても楽しかった)、二人のインプロを記録しようと重たいオープンデッキを担いでやってきたり、また、同じ時期に来日公演中のGary
Burtonのを初めて紹介してくれたのも安倍先生だったり...........(このあたりの事は次期「音楽体験記」で近々オンラインします)........いろいろな出会いと未知の世界との間(はざま)にあった、本当に若い時期でした。
さて、今回はレクチャー。ダンプリング、ミュートと話しは進み、コードセオリーに突入。学生に混じり遠路青森の弘前市から参加したマリンバ奏者の肥田野さんの顔も見える。「じゃあコードの仕組みと組み合せを解説しながらインプロのガイドへと進行しますから、皆さんが知ってるコードをランダムに言ってください。何でもいいですよ。但しここで説明したメジャー・キーのダイアトニック・スケール・コードと同じタイプのものにしましょう。キーは何でもOKです。どうぞ」............。「Dm7」「はい。Dm7ね。OK」「A7」「はい。A7ね」「Cmaj7」「はい。Cmaj7。どんどん行こう」「Fm7」「ほいほい」「G7」「はい」「Em7」「へい」............。ひとしきりのコードが列記され、そろそろ組み立てに向かおうかな?と思った瞬間にやや低音の声で「Faug」。フム?。人の話しを聞いてないな。解説したダイアトニック・スケール・コードと同じタイプと言ってるじゃないか。っだ、誰だ?ってその声の主の方向を見ると................................。
そう、いや、そうじゃないけど、そう、ナントそこには背広姿の男性がおりよく見ると当Web常連の"N氏"ではないか。何でまた貴方がココに?。平日の午後ですよ。"N氏"によればちょうど吉祥寺に用があり、たまたま前日にWebをチェックしたら今日だったので間に合うかどうかって来てくれたんだ。そう言えばさっきダイアトニック・スケール・コードを説明してる時に遅刻して入って来た人がいた........。まさか、それが"N氏"とは.....。
やっぱり何でも遅刻はイケません(笑)です。帰ってから「もしもしそこの背広姿の方」ってメ−ル出したら翌日「Re:背広姿の方です」ってレスあり。いやぁ〜突然の出没に驚きはつきもの。不思議な繋がりは益々深まるのでした。レクチャーを受けた皆さんが少しでもヴァイブを演奏する時のヒントとなれば本望です。ね"N氏"。
最後になりましたが、主催者である桐朋学園大学音楽科打楽器科教授の佐野恭一先生、御紹介いただいた同教授安倍圭子先生、楽器の搬入やアシストで協力してくれた桐朋学園大学音楽科学生の末永さん、中村さん、松島さん他皆さんに心より感謝致します。また機会があればPart-2をやりましょう。
1999年6月7日記/赤松敏弘