ライブ後記/7月号...横浜は宵の口

去る6月26日(土)の夜は久し振りにライブハウスへSitinn。なんせ楽器が楽器なものだからそうやすやすと乱入セッションに至るわけにも行かない。しかしこの夜は横浜ジャズの老舗ジャズメン クラブ。そう、御存じの方も多いと思うけどベテランヴァイビスト杉浦さんのお店。だからマレットを持って気ままに誘拐される。

出演はメルトモの福井友美(p)率いるトリオとヴォーカルのMihoyo。僕とは世代もエリアも一つ違う人達。でも今年になってからこの年代の人達とのかかわりが増え、いつも新鮮な気分にさせてくれる。つまりニューカマーからエネルギーを与えてもらってる事になるのかな(?)。どうも最近ジャズ界も世代分裂が進み通風性が悪く僕自身もここ何年間は決ったメンバーとしかやらず、「いかん!いかん!」と思ってたのでチャンスを作っては誘拐される事にしている。

聴いていて彼女のリハモに刺激されそのストレートなプレイには僕らが熟練に向かう内に失って行きかねない素直さがあってとてもスカッとする。もちろんかなり強引な部分がないわけじゃないけど、やろうとする事が明確でどんどん次を期待しちゃう。その内ステージに呼ばれて「じゃあ1曲」のつもりが、なんだかんだと3曲もやってしまった。ノセられると止まらない悲しいミュージシャンの性.................(笑)。おまけにステージを横切る時に入口のセンサーが反応してしまい僕が動くたびにドアが開閉する(笑)。なんだかちょっとお間抜けなんだけど、気分は上々だから、っま、いいっか。

Mihoyoのヴォイスもなかなか雰囲気があって、Tomomi女史とのコンビネーションも上々。時々打ち合わせに無いハプニングもあったりして、どうなるものかとスリリングな事もあったけど、こんな時に女性は得だなぁとも思う。もしもこれが男同士だったら大変。すぐに「バカヤロウ」「コノヤロウ」って喧嘩になってしまう(いえ、別に格闘するわけではありませんよ)。そのあたりが上手く和みで流されるので客席もリラックス。

終わってから上の溜まり場で「軽〜く」飲むというので付き合った。そういえば僕らも昔はライブのごとに何処かに溜まって飲んでたっケなぁ。いったい何時からそんな風な事をしなくなったんだろう????。だからライブで誘拐されたついでに打ち上げに誘拐されるなんて新鮮だっ,,,,,,,,,,,,,,,,っとタラタラ時間を過ごす内に横浜の夜は更けてゆくのでありました。

この偶然の出会いが心地よかったので9月に再会セッションをやる事になりました。One Night Produceの形式で少しアレンジしてみようと思います。音楽はやる人の心持ち次第でいくらでも新鮮に出会えるという事が演出できたらいいね。横浜はまだ宵の口。これから彼女達が支えて行く時代になるでしょう。

1999年8月3日記/赤松敏弘

 


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