2002 World Figure Skating Championships

Mar.21 / Ice Dancing OD & Men FS



 ♪動機♪

 NHK杯時には行けそうにもないとあきらめていたので、チケットの入手もその場ではしなかった。
 しかしGPFで本田君のボロボロのアランフェスをLiveで観て、そして全日本の様子がネット上でしか確認できないことにイライラしていたこともあって「やっぱり行きたい!」という欲望をおさえることは出来なかった。
 それに日本で次回いつ開催するかわからないし、8年前の幕張の時にも時間がとれなくて行けなかった悔しさもあったことを思い出し、それにLiveでないとわからないことが多いので。結果は大正解でした。
 五輪Goldメダリストが欠場といっても、目当ての選手が出場するから行くのではなく、フィギュアスケートを観ることが好きだから観に行くだけです。

 ♪手配あれこれ♪

 ホテルについてはチケットより先に手配していた。サイトで予約を入れるだけなら無料だし、行けなくなったら早めにキャンセルすればよい事。駅から歩いて数分のところをセレクトしたのはいいけど、シングル6000円弱のコストでしたが冷蔵庫も無いショボイ部屋でした(その代わり水が入っているポットがあった)。
 でも贅沢は言えない身分ですし、ホテルの方々は清掃員も含めて対応が感じよかったのは幸い。

 チケットは万が一行けなくなった時のリスクが少ないように安いA席で入手するしかなかった。
 24日の分はeプラスのサイトから決済し、21〜23日の分は友人Aちゃんにお願いして入手して貰い自宅に送って貰った。18〜20日のはGive up。
 4日間でのGPSでも肉体的にも金銭的にもハードなので、7日間連続の世界選手権はさらにハードなのは必至。


 ♪本番前♪

 友人に手配してもらった新幹線の座席は3人掛けの窓際だったけど、既におば様方が窓際から2席を占領していたので、状況から判断して通路側の席に腰掛けた。即刻脱出出来るようにするなら、通路側の方が身動きが取り易いものです(^^;。
 長野には11時前に到着し泊まるホテルで荷物を預けて、シャトルバスで会場まで急ぐ。それにしても風が強いこと!警備員もまともに立てない感じでした。

 会場内に入ると、仮設の座席を見てビックリ!よくぞそこまでつくり上げたなという感じ。足の悪い人には階段の乗降だけでも大変だ!元々スピードスケートリンクである会場で強引に開催しているのだから(-_-;。
   おまけに安いA席は5人掛けのベンチシートを2つくっ付けて10人掛けのシートにしている。とてもでないが、長時間座るのは無理である。おまけに段差をつけるべく高く設計しているので、下に足が届かない人もいるほどだ。正直前のベンチに足を掛けないと辛いのである。1番安い席といっても6000円や8000円の席がベンチというのには(泣)。料金で椅子が違う国技館ではないのですから(でもベンチシートはないぞ)。もっとも前のSS席でも民族大移動時は怖いものらしいが。仮設スタンドで世界レベルの大会はしないで欲しい気がする。

 ♪Ice Dancing / OD♪

 CDが終わって上位10組以外のカップルは第1グループから第4グループ内で演技。

 ■第1グループ■

 ここではフランスのデベロル組とイタリアのファイエラ組が印象に残った。上手いからでもありますが、2組ともスケートカナダ(以下SC)で観ていたので、また観る事ができたのが嬉しかったりする(^^)。
 特にファイエラ組、SC時には細かいミスもあってそれほどいい印象は無かったけど、今回のは血が騒ぐ程で、上位10組を除けば個人的1番のODでした。もっともラテンの国出身だからかもしれないけど(^^;;。

 ■第2グループ■

 ポーランドのノバック組が主力。残りはAUS、FIN、KORとFDへ進めるか否かを争うカップル(笑)。
 ノバック組のパソ・ドブレはGood。オージーのは雰囲気がスパニッシュではなかった感じで、フィンランドカップルも同様。韓国組のカルメンも「う〜ん」(^^;。

 ■第3グループ■

 NHK杯にエントリーしていたイギリスのハンフリーズ組とフランスのOUABDELSSELAM組はどちらも好演技。あとはUSAのベルビン組に注目していたのですが、転倒があったのが残念。でも今後に期待できるカップルである。
 アゼルバイジャンのFRASER組はあまり印象に残らず、中国カップルは演技は別にしてスラリとしたスタイルが綺麗。お陰で女性の方が背が高く見えてしまった(^^;;。

 ■第4グループ■

 ここで有川組が登場し、素晴らしいOD演技でした(ODだけなら韓国組を上回った)!
 ウクライナのカップルはSCにも出場していたのでそこでODを観たことがあるのですが、少々アレンジしてある「ボレロ」を使ってのODはイマイチスピードがない。SC時に比べたら強さを感じさせたのは確かだけど。

 ドイツのRAUER兄妹は悪くは無かったけど、兄妹でするダンスではないよね、スパニッシュは・・・(^^;。
 チェコのモラフコワ組は最後の方で転倒したのが勿体無かったけど、大怪我にならずに良かったです。
 エストニアのカップルは、御免なさい!記憶に殆どありませんm(_ _)m。

 ■第5グループ■

 このグループからようやく明るく華を感じるようになってきた(上位カップルだから当然だけど^^;)。

 最初がカティ&レネで、情熱的なスパニッシュというより健康的な感じかも?でも観れる方が数倍嬉しい(^^)。
   チャイトさん達のは4回目のLiveになるOD。チャイトさんも勿論Goodだけど、サフが役者だね。スピードある演技にはいつも飽きがこないのもいいですね。
 ラング組は衣装が豪華。その豪華な衣装に負けない程内容も良かった。

 ナフカさん達のODもGood!今回のODで1番聞かれる『マスク・オブ・ゾロ』と『リベルタンゴ』での演技だったけど、これらの曲を使った中では1番の内容&出来。ただ出来ればナフカさんの髪型がお団子であれば言うことがなかったんだけど・・・
 デンコワ組のはクールな感じのスパニッシュ。それがまたいいのよね。

 ■第6グループ■

 最初はグルシナ組。NHK杯でしか観てなかったので、2人の髪型が当時と異なっていたのにビックリして、演技の印象はあまりないかな(^^;?
 ロバチェワ組のODは素晴らしい演技!素人目でも上手いのがわかるもの。本当に怪我をしていたんですか?と聞きたくなってしまう程だ。

 マルガリータ&ヴァナガスさんは最後の方のストレートラインステップでリタが躓いた(?)のが残念。同じところで転倒してしまったGPFを思い出してしまった。

 シェイリーン&ヴィクターも上手い!一部で酷評扱いされている彼等のODだけど、個人的ツボ。後半のタンゴも周囲の目を気にすることなく手拍子をしました。他カップルでは出来ない世界だったもの!だからといって革命扱いはして欲しくないぞ>○○S

 最後はマリー&パトリス。点数はともかく、2人のタンゴとワルツも個人的お気に入り。静かな情熱を感じさせた。

 トップ10は変わらなかったけど、有川組がOD後24位で自国開催特権を使わなくてもFDに進めたのが1番のニュース!

 そして約1時間後は男子FS、どうなることやら・・・始まる前に赤ワインを飲む(殆ど本田君のワインレッドの衣装に合わせた形だね^^;)


♪Men / FS♪

 今回はフラッシュを炊いて撮影するファンが多いこと!そのせいか場内注意も「男子は今4回転時代となり・・・」とアナウンス。そこまで言っても、わからない人には通じないものである。

 ■第1グループ■

 ダビトフ(BLR)、バフタン(GEO)、リロフ(AZE)、レミネン(FIN)、ドミトレンコ、ロマン君の滑走順。

 ダビトフ君は先のODでよく使われた『マスク・オブ・ゾロ』でODの余韻を引きずった感じ。最後の方はバテバテ状態でした。
 バフタン君は『ゴット・ファーザー』。キャンデとは比較にはならないけど、雰囲気はでていたかな?
   リロフは彼の演技より、コーチのパシケヴィッチの方に目がいってしまった(^^;。コーチの現役時は地味であったけど印象に残るタイプだが、当人は印象に残らない感じ(ご容赦!)。

 レミネンはなかなか面白い演技。派手なタイプではないけど、コミカルも入っていたので、褒めて遣わしたくなる。
 ドミはこのグループ内ではやはりJumpなど動きは綺麗に観える。
 ロマン君はミスもあったけどいい出来で、ここでトップになる。何故かいつも世界レベルの大会では第1グループでの滑走・・・

 ■第2グループ■

 ディエフ、Ben(CAN)、張民、サボイ、GAO(CHN)、ランビエール(SUI)の滑走順

 ディエフは出来としてはイマイチだったのでは?Finalに出場した中では悲しい結果(泣)。
 Benはミスもあったけど、良かったと思います。ちなみにSA<SC<国内予選(出来度合い)とライブで観た中では予選時に近い出来。国内5位だった彼の今季は1月で終わっていたようなものだったし、なかなか実力を出しにくい急遽のエントリーにもかかわらず良く頑張ったと思わずにいられません。
   張民は今までの彼に対していい印象を持っていなかったのを撤回&謝罪したくなったほどの素晴らしい出来でした。NHK杯でもみせて欲しかったよーーー

 サボイ君はSAやTVで観た4大陸よりずっと良い出来。派手ではないけど堅実な滑らかな滑りが彼の持ち味だと改めて思う。
 GAO君の『仮面の男』は良いけど、最後のStepの所ではお疲れの様子でした。背も高く、強くて綺麗な面もあるので今後に期待は持てそう。
 初見のランビエール君。Spinは本当に面白く、正にスイスの選手!ですね。ただ、3Axelもないのでジャッジングは厳しい。でも若いのでこれからですね!

 ■第3グループ■

 アンドレイ、ダンビエール、Brian、ケビン君、バトル君、アンソニーの滑走順。

 アンドレイはまずまずの出来。SPの方が好みに近いけど、彼のFSの曲は他選手では表現しきれないと思う。
 ダンビエール君もまずまず。Brianはミスが多かったですね。でもスピードもありこれからのFRAを代表できるいい選手なので、次に期待!

 ケビン君もミスは多かったかな?でも本番に強そうなタイプですね。
 バトル君は3Axelがダブルに、最後のコンビでよろけただけだったけど、観客には十分に満足できる内容。そして民族大移動!バトル君を巡るバトルも凄かったです。しかし4回転も3Axelもなくてファーストマークは点数は抑え目。仕方ないけど、場内は「え〜〜〜〜」でした。これがCANならBooingが必至である。
   そしてアンソニーは4+2だけでなく、苦手の3Axelも成功してほぼ会心の出来!おそらく過去最高の演技だったのでは?少なくとも今まで観た中では1番の出来でした!本当に良かったね!!当然18人滑ってここまでトップ。

 ■第4グループ■

 いよいよ最終グループ。本田君、ヤグ、李成江、アブト、ワイス、ティムの滑走順。

 意外と落ち着いて観戦できた本田君の演技。4+2、3Axel+3、も決めて転倒するミスもあったけど、五輪以上にこれまでの中では1番の出来と思いました。後の選手の出来次第だけど、彼の演技には心から拍手を送りたいです!特にFinalの出来がライブで観た分しっかり頭に焼き付いていたままだったので、ライブでもう1回いい演技をみられたことが何より嬉しい!!

 ヤグは五輪と同じ感想「貴方は凄いよ!」。彼の演技は本当に素晴らしいけど、(SPは文句ないけど)FSに限ってはTVで観る方が良く観えてしまう感じ。こう思うのは座っていた席が悪いからかもしれないけど。ご容赦下さい!
 李は前半は良かったけど後半でミスが出てしまったのが本当に残念。音楽の表現センスは中国内では1番だと思うので、次に期待。

 アブト君は観た限りでは4回転のミスだけだったので、本田君との順位争いが気になる。思っていた程点数も伸びなくてジャッジも際どいところだったけど本田君より下位に。でも動きは本当に良かった。
 ワイスは4回転ルッツに挑戦して転倒したものの、力強さを感じさせたSkatingは彼のいいところである。
 ティモシーは動きが良いとは思えなかったし、Speedが全然なかった。それでも4回転は2〜3回決めたのが大きく2位に。でもプレゼンの5.8は高すぎ。

 ティム、本田君。アブト君の順の2〜4位の席次は妥当かもしれないけど、4回転を2回以上決めたティムが2位、1回決めた本田君が3位、決めることが出来なかったアブトが4位とういうのは、最後は(4回転)Jumpかい!とちょっと憤慨モードでした。

 と言いつつも何はともあれ、本田君の銅メダルは嬉しいことだし、各メダリストを素直に祝福できますね。


 そして明日は女子のSP、ダンスのFDが楽しみ!